「お前、沖田のこと好きだろ。」
お昼休みの屋上で晋助と飯を食っていた。
飲んでいたバナナミルクを吹いた。
キタネーと言い出す、晋助。
お前の発言の所為でこうなったんだろ、って言うのは止めておいた。
「何でいきなり?」
「いや、そういう噂」
噂かぁ。
そういえば、最近目線がソッチにいってる。
隣、というか傍にいると凄くどきどきするから、目があわせられない。
女々しいなぁと、思った。
「お前にも女っぽい所残ってたんだな」
「うん、黙ろうか、晋助」
くしゃくしゃに丸めたパンのゴミを晋助めがけた。
くつくつとひそかに笑う。
ウザったい。
「顔が赤いぜェ?」
「うっせーよ!」
_______バンッ!
「「!?」」
「あー! 居やした! !」
「へ? うち!?」
いざ、晋助めがけてゴミを投げつけようとしたら、噂の人が来た。
沖田総悟だ。
(晋ちゃーん! パン買ってきた…、あ、風紀委員)
(似蔵のヤロー、タイミング悪過ぎる。)