数日後、銀八の陰謀で席替えになった。
理由は、妙と近藤の席が近い事。
まともじゃない授業が、もっとまともじゃなくなっている為
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学校器物破損損害費がバカにならないため。
最悪にも、席はかけ離れお互い逆側に座っている。
総悟は、右の一番前。
んで、うちが左の一番後ろ。
最悪だなぁ、授業来たくねぇとかおもったら隣に居るのが勘が凄いヅラだった。
「・・・、おぉ、よろしくな、。」
「うん、宜しく・・・じゃねぇよ!」
席を思い切り立ち上がり、叫んだ。
自分の叫び声ごと気でクラスは安静になる事無いから、視線は集めなかった。
「なっ! なんだ!?」
「何でてめぇが隣なんだよ! なんでよりによって、あほなテメェなんだ! 」
「・・・、もしやその言い分・・・」
「お前、総悟の隣に座りたかったのか?」
前に座っていた土方がすかさず椅子漕ぎをして後ろを振り返り、口を挟んできた。
「んなっ! ちがうし!」
「赤面されながら言われても、説得力ねぇよ、単純女」
「うるせー、狐目!」
「あんだとごるァ! 上等だテメェ!」
「おうおうおう! 殺ろうじゃねぇか! あぁ゛? 表でろ、マヨラー星人ゴルァ!!」
「落ち着けぇぇぇええええ!!!!」
ヅラの叫び声にあわせて、ヅラの隣に座っていたエリザベスのボードが頭を叩いた。
そこで戦意喪失。
アタシは大人しく席に座った。
(目線は右の一番前の席。 楽しそうに笑う君。)