思い起こせば、甘い物好きだっけって思ったから、作り出した。 作るのは始めてと言うわけじゃない。 だから味には結構自信は、、、少し無い。 だから、副長に食べてもらったら、美味いと言われた。 でも、それが信じれなかった。 マヨネーズをかけたら、副長にとって何でも美味しいじゃないですか、と怒鳴りたくなった。 どっかの包装紙(たぶん、昔貰ったプレゼントの包装紙)を引っ張って、包んだ。 誕生日という訳でもない。 ましては、何か嬉しい事があったわけでもない。 ただ、ただ。 今日が非番で、丁度暇で、そんでクッキー作りたかっただけ。 ただ、それだけ。 「ん、美味ェじゃんか。」 「ほ、ほんと?」 「おう、」 味見してくれた副長の言う事は間違って無いらしい。 そういえば、まだ味見して無かったなぁと思いだし、テーブルの真ん中に置かれたクッキーの入った箱に手を伸ばしたら、 銀ちゃんに、パシンッ!と手をたたかれた。 地味に痛い・・・。 「お前は食わなくていいだろ! 豚ヤロウ! 太るぞ、豚みてぇに!」 「・・・」 「・・・? あれ? サーン?」 「死ねやァァァァアアアアアアアアア!!!! この万年ニートォオオオオオオオオオオオオオ!」 |