宿題3回忘れたら、ジャンプ1号分を奢る、これが宿題忘却症(?)なアタシと先生の変な約束。 ちなみに、回し読みであって、安上がる。 この変な約束のおかげで、結構忘れずにすんだ。 だって、忘れなければ先生の買ったジャンプが読めるんだもん。 お小遣い、節約できるし。 前回までは、アタシが先生の買ってきたジャンプを見ていたが、今回は3回宿題を忘れてしまったために、 アタシの奢りで、240円売店で払ってきた。 「おっ、〜。 なーに俺より先にジャンプ読んじゃってんの?」 「だって、ワンピー○の続きが気に成るんだもん」 「俺だって、ワ○ピースの続きが気に成るんだよ! エースはどうなった!? 死んだか!?」 「教えない」 アタシは、廊下を歩きながらジャンプを読んでいた。 後ろから声をかけられたが振り向かず。 声で分かる、銀八先生だ。 隣を歩く先生とアタシの目的地は同じ。 国語準備室。 アタシは着くまでジャンプを両手から離さなかった。 「はい、先生に貸せぇー」 「だめ、今 金魂見てるから」 「ったく、俺は早くブリー○の続きが読みたいんだよ!」 「だめだって、―――――――あっ!」 「へっへー。 もーらいっ!」 「ふざけんなっ!」 ソファへ座った銀八の頭にドロップキックをしてやった。 ________________ズガコンッ! 「い゛って゛!」 |